ノーフローラルフォームとは、フラワーアレンジメントに給水性スポンジを使わないということです。
フローラルフォームはプラスチックから出来ており、使用されたことがある方はお分かりかと思いますが、緑色の細かい粉がどうしても排水口に流れていってしまいます。
これが海に流出し、マイクロプラスチックの問題に繋がってくるわけです。
欧州では数年前から動きが始まっており、ついに英国で毎年開催されるチェルシーフラワーショーをはじめとするRHS主催のフラワーショーで、2021年よりフローラルフォームの使用が禁止されるようです。
イギリスの花屋の中でも意見が割れると思います。
今現在活躍しているフローリストたちは、フローラルフォームの使用が当たり前だからです。
昨年チェルシーフラワーショーの手伝いをした際も、フローラルフォームの使用量が制限されていたようで、マネージャーは”どうしろっていうんだ!”と憤慨してました。
フローラルフォームのメーカーもエコな商品を開発しているそうなので、個人的には、用途や状況によって使い分ければよいのかな〜と考えています。
私自身は、手の届く範囲の近しい感性の方々にお花を届けることが理想なので、少し面倒でも前時代に戻って、少女時代への憧憬や子供の頃の純粋な気持ちに触れられたらいいなと思っています。
かっこよくいうと、ノスタルジック。
和風にいうと、草っ原で日が暮れるまで夢中でお花摘んで遊んでたみたいな。笑
時代の流れを読みながらも自分を大切にして、勉強を続けていきたいと思います。
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